MR2はトヨタ自動車が1984年から1999年まで製造販売していた2シータースポーツカーです。その特徴は、市販車として日本初となるミッドシップエンジン搭載車であったことです。1984年度の日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。
購入しやすい格安な価格で販売するために、既存のE80型カローラで使われていたストラット式のサスペンションやエンジン、トランスミッションなどを流用して生産されています。パワートレインは、130PSを発生する4A-GELU型 1.6L 直4エンジンと、83PSを発生する3A-LU型 1.5L 直4 エンジンの2種類で、ハイパワーエンジンというわけではありませんでした。しかし、1986年のマイナーチェンジにおいてスーパーチャージャーによって145PS馬力を発生する4A-GZE型 1.6L 直4 エンジン搭載車が追加されています。また、Ｔバールーフを装備したグレードも追加されています。
1989年に2代目にフルモデルチェンジされます。ベース車はセリカとなり、エンジンも245PSを発生する直列4気筒2.0L 3S-GTE エンジンが搭載されました。標準グレードでも180PS馬力を発生する直列4気筒2.0L 3S-GE エンジンが搭載されるなど、小題モデルと比べてパワーアップしています。1999年に製造販売が終了し、MR-Sにバトンタッチします。
MR2の中古車は貴重で格安なミッドシップ車として人気があります。そのために年式が古くなってもMR2の買取相場は比較的高値で推移しています。買取相場よりもさらに高値で売りたい場合は、スポーツカーを専門に扱っている販売店や、一括査定サイトなどを利用すると買取相場よりも高値が引き出しやすいでしょう。
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